介護者が「私」に戻れる時間をつくろう。

休息の時間

かってない10連休が終わり、ほっとしている方、仕事について行けなくなっている方と様々だと思います。

サラリーマンに休日があるように介護している人にも定休日があったらどんなに良いでしょう。

果てしなく続くと思われる介護、途中で投げ出す事の出来ない介護も休みが決まっていたら、その日を楽しみに頑張れるのではないでしょうか。

家族や親戚などと話し合ってお休みの日をつくってみましょう。

社会資源(訪問ヘルパー・デイサービス・ショートステイ等)の利用。1日が無理なら半日、数時間、ほんの一時の息抜きがストレスを大きく減らします。

同じ家の中ではなく、近くの喫茶店でお茶を飲んだり、本屋さんや図書館での立ち読み(?)
映画を見たり、ウインドウショッピングなど「自分の時間」を楽しみましょう。

在宅介護者は運動不足になりがちです。

体と心が重く感じたら散歩に出かけましょう。

季節の風を感じ、時の移り変わりを味わいながら、町の中、公園を散歩すれば住み慣れた場所にも新しい発見があるかもしれません。

車椅子利用の方の介護をされている方はご一緒に出かけることで気分転換にもなり、家の中より刺激の多い自然にふれることは寝たきり予防にもなります。

介護者の身近にいる方へ

思いやりを優しい言葉で表わしてください。

家族だから何も言わなくても通じていると思わず(思い込まず)に「大切に思っている」「感謝している」気持を言葉や動作で示して下さい。

なにげない一言から温かい関係性が生まれ、介護者の励みになりストレスも軽減されます。

・介護者がため息をついたら5分で良いですから真剣に話を聴いて下さい。
・辛い現実や介護のいらいらが愚痴になっても無理やり明るい方向へむけようとせず共感して「がんばって」(こんなに頑張っているのにまだまだ頑張れと言うの?)と介護者を追い詰めないために「よくやってるね」 とねぎらって下さい。
・介護されている方が「ありがとう」と言えなかったら代わりに言って下さい。
・息抜き、手抜きを勧めて下さい。

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ABOUTこの記事をかいた人

ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。