かかりつけ医
「自分の健康は自分で守る」、大切な事です。
「自分のことは自分が一番知っている」、そうかもしれません。でも病気のことはお医者様にお願いしましょう。
今は生活に支障がなくても病気が原因だったり、症状が悪化する可能性もあります。早い内なら症状も軽くすみますので早期発見、早期治療を心がけましょう。まずはいき慣れた、お医者さんに相談し、紹介状をお願いすることをお勧めします。
また排せつに関することはいくら医師相手とはいえ、なかなか相談しずらいものです。きちんと診察してもらうためには自分の症状を的確に伝える事が大切です。緊張して上手く話せなかったり、逆に話すぎるあまり、大切な事を言い忘れることもありがちです。そのために整理しておきましょう。
自覚症状や排せつ記録をあらかじめてつけておくとスムースに診察につながります。
- 困っている症状を具体的に書き出す。
トイレに行く回数が多い・・・1日に何回?昼間より夜が多い?すぐに行きたくなる等
お腹に力を入れると漏れる・・・くしゃみ・咳の時?いつも
- 症状が始まった時期
- 排尿記録をつける
何時に行ったか?採尿の量、尿の色、臭い、排尿時の痛みの有無
採尿の方法
尿量は正確に測ることはありません。どうしても採尿が困難が時は排尿時刻と状態だけもで記録しましょう。
外出をしない週末や祝日を利用したり、家族に話して協力をお願いししょう。
採尿器具を手作りする
ペットボトルを利用
ペットボトルの上部を切る
安全のために切り口をビニールテープで巻いておく
計量カップで100㏄ずつ水をボトルに加えていき、メモリをつける。
牛乳パックを利用する
上部を切り取る
内側に油性ペンでメモリを書く。
調理用の軽量カップを利用する。
採尿記録表(参考)
月 日 起床 時 分 | |||||||
就寝 時 分 | |||||||
回数 | 時間 時 分 |
排尿 〇印 |
尿量 cc |
漏れ 切迫感 |
尿の勢い | 水分摂取量 | 排便の状態 |
1 | |||||||
2 | |||||||
3 | |||||||
4 |
※ 体調・便秘・服用している薬も記入しておきましょう。
※ 1日の排尿パターンをしるためのものですから連続して24時間つけましょう。
※ 表の回数はご本人に合わせて作成して下さい。
メリット
表をつける事で受診時、正確に医師に伝えられる。
自己管理が可能になる。
病気の発見
どんな病気でも早期発見が一番です。男性に多い前立腺肥大も早めに医師に受診し、手当することで外出をあきらめて家に閉じこもる生活や、ストレスから解放されると思います。
おむつをしている方の尿測の仕方
意味
- バイタルチェックの一環として考える。
- 排尿状況により、その時の体調の変化を確認することができる。
- 特に高齢者は脱水症状を起こしやすいため水分の摂取と排せつを確認することが大切。
- おむつを選ぶ時、その方に適した商品選びの目安になる。
方法
- 使用前のおむつを計測する。
テープタイプ・パンツタイプ・尿とりパッド
おむつの重さは各社共±110%程度の誤差の範囲はあるが原則決まっています。 - おむつの使用後、はかりを用いて尿を吸収したおむつの重さをはかる。
- 排尿後のおむつの重さーおむつの自重(使用前のおむつの重さ)=尿量
計測のとき、排尿量の他に色(血尿の有無)、臭いについてチェックする。
ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。
トイレの回数がちょっと多いだけ