レビー小体型認知症のお話 2

幻覚イメージ

前回レビー小体型認知症の特徴で幻視と幻聴の方のお話をしました。

今回もレビー小体型認知症の方の幻視と幻聴のお話です。
ただ前回よりもっと辛いお話になります。

B子さんのお話

B子さんは娘さんご夫婦と同居しています。
B子さんには幻聴と幻視の症状がありました。

娘さんのご主人が夜な夜な部屋にやってくるのです。
娘には言えないので2階の自室に色々な物を集めてバリケートを作りました。
理由の分からない娘さんはそんな事をする母親に文句を言いながら取り外すとすぐまたバリケードを作ります。

娘さんはB子さんになぜそんな事をするのか訊ねました。

すると「毎晩K男さん(娘さんの夫)が私のところにやってくるから入れないようにしているの」と言う返事。

階下にいる夫がそんな事をする事は絶対にないと話しても聞き入れられませんでした。

娘さんは母親と夫の間で辛い日々を送りました。外部の人にこんな話をする事も出来ません。


C子さんのお話

C子さんは息子さん夫婦と同居しています。
認知症が進んで大人の息子さんが分かりません。

幻聴と幻視の為に男(息子さん)が来て自分を虐める。
暴力を振るおうとすると騒ぎます。

息子である事を言っても認めてもらえず、とても辛い日々だったとお嫁さんが涙を流して話してくれました。


D子さんのお話

娘さん夫婦と同居しています。

一人娘のご主人がどうしても気に入らないし認められず、財産を狙っている、お金を取ったと騒ぎ離婚しなければ財産は渡さないと娘さんに迫りました。

娘さんは「それなら夫と二人でこの家を出ていきます。」となりました。

認知症の症状がある老人を一人にする事は出来ないと親戚が間に入り別居は無くなりました。 優しいご主人は最後まで見守ってくださいました。

コメント
3人の女性のお話は現実です。

病気がさせる事ではありますが周囲の人、特に同居の家族に集中するのは何故でしょうか?

私には辛いお話を聴くことしかできません。でも誰にも言えず心の中に閉まっておくには重く辛い事です。テッシュを1箱置いて時間が許す限り、時には涙を流し、手を握り、背中を撫でて辛さを共有します。

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ABOUTこの記事をかいた人

ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。