ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドローム(通常ロコモ)とは運動器の障害のために移動能力(立つ・歩く・走る・のぼる等)の低下をきたして、要介護になっていたり、要介護になる危険の高い状態をいいます。最近は、健康食品などのCMでもこの言葉が紹介され、少し一般に浸透しつつあります。

ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)の和名は「運動器症候群」

筋肉・骨・関節・軟骨・椎間板といった運動器のどれか、あるいは複数に障害が起こり、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態をいいます。

各地でシニア向けの体操教室が行われたり、テレビ番組などで見たり・耳にされている方も多いと思います。

七つのロコモチェックをしてみましょう!

  1. 片脚立ちで靴下がはけない。
  2. 家の中でつまづいたり、すべったりする。
  3. 階段を上がるのに手すりが必要である。
  4. やや重い家事仕事が困難である。
  5. 2kg程度の買い物をして帰るのが困難である。
  6. 15分位続けて歩くのが困難である。
  7. 横断歩道を青信号で渡り切れない。

「私は大丈夫」と思っている方が多いと思いますが思い当たることはありませんか?

今からでも日常生活の生活習慣を見直し、運動習慣を身に着け、食生活でも筋肉を強くする食事をするようにしましょう!

ロコモ予防の食事

ロコモティブシンドロームについては食生活が大変重要なポイントです。痩せすぎても肥満でもいけません。骨・筋肉の強くする食事を心がけましょう。

筋肉のために必要な栄養素

・タンパク質 肉・魚・卵・乳製品・大豆製品に多く含まれています。筋肉を増やすために大変重要です。
・ビタミンB6 タンパク質の吸収を良くします。レバー・鳥のささ身・さんま・バナナなど。

骨を丈夫にする栄養素

・カルシム 牛乳などの乳製品・大豆製品などに多く含まれます。
・ビタミンD 腸でカルシウムの吸収を高める役割をします。、魚類やきのこ類に含まれます。
・ビタミンK ブロッコリー・にら・小松菜・ほうれん草などの野菜類。納豆などに含まれます。

また、リン・カフェイン、塩分はとりすぎに注意!食品添加物として加工品に多く含まれるリンはカルシウムの吸収を妨げます。塩分、カフェインはカルシウムを尿へ流してしまいます。加工品やカフェインを多く含むコーヒーなどはとりすぎに注意が必要です。

バランスのよい食事

ロコモ対策関わらずバランスのよい食事は大変重要です。たんぱく質だけを多くとる、カルシウムだけを多くとるような偏った食事ではなく、バランスの良い食事を心がけましょう!

ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト(外部サイト)
日本整形科学会が運営のロコモに関する公式サイトです。ロコモについて詳しく説明されているサイトです。ロコモチェックがあてはまる方はアクセスしてみて下さい。
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ABOUTこの記事をかいた人

ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。