介護保険制度が始まりかなりの部分では労働力の負担、精神的負担が少なくなったとはいえ在宅介護は家族にとって厳しいものです。
私が介護の仕事に関わった時、家族介護が始まった時に勉強したことをまとめました。在宅で介護される方のお役に立てれば嬉しいです。
介護ストレスの対処法
1、相談する人が居る
電話相談
寝たきり老人を抱える家族の会・認知症家族の会
カウンセリング
友人
2、介護の負担を軽減する
介護保険の活用・・・良いケアマネジャーの選択
家族会議で解決策を考える
介護の分担をする
3、介護者の健康管理
検診を受ける
気になるところをチェックする
睡眠をしっかりとる
自分の時間を持つ
仕事や趣味をあきらめない
4、介護関係の構築
要介護者との人間関係
身内との人間関係
家族との人間関係
介護サービス提供者との人間関係
少しおおらかに考える
ゆとりを持って考える
5、介護に関する「呪縛」からの解放
介護の社会化は市民的課題であり個人の課題ではない
良い介護は「無理をしない事」
自分の生活は大切にする事は良い事だと思う
6、介護は誰もがぶつかる生活の課題
自分だけではない
7、介護を学ぶ事で不安を解消する
家族介護教室
インターネットの活用
8、介護は「人のため」ならず・・・介護から得るものがある
今の私があるのはこの経験から来るものと思っています。
前向きな心を持って生活しましょう
- いろいろな事に関心を持つ
花、庭に来る小鳥、旬の野菜、テレビコマーシャル - 本を読む
在宅のちょっとした時間にベストセラー小説や漫画等 - 文章を書く・・俳句、和歌などを作る
- 音楽を聞く
- 絵を描く
苦手だと思っている方も色鉛筆で簡単に書いてみましょう - 何かを作る。創造の喜びを持つ事
新作料理を作り家族の反応を見るのも楽しい - 心を豊かに養い、いつも明るい気持ちで日々を過ごす
- 何か困った事が起きた場合に相談できる家族や友人を持っている事
おすすめは自身より年齢の若い人を友人に持つこと
困った時に手を差し伸べてくれる人
ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。