若い時と違い「一病息災」で病気と上手に付き合いながら元気で楽しく生き生きと暮らし、海外旅行に出かける方も多くなりました。しかし旅行中に脳血管障害や心筋梗塞で入院治療を受ける患者数はかなりの数になるそうです。
外国で病気になった時、これまでの病歴をきちっと説明するのはなかなか難しいと思います。
トラベルカルテとは?
海外旅行用の英文診断書で、医師に英文で書いてもらう国際標準の書類で、これを所持するのが欧米のガイドブックには常識として書かれているそうです。
これを提示するだけで英語が話せなくても症状や既往歴、処方されている薬の詳細(英文薬剤リストもあると良い)を伝える事が出来ます。主治医(かかりつけ医)に英文で書いてもらうか日本旅行医学会の認定医に依頼し作成してもらいます。
日本旅行医学会 http://www.jstmgr.jp
依頼作成には費用負担がありますから「自己記入式カルテ」(監修 日本旅行医学会)と言うのを本屋さんで購入して自身で作成することも出来るそうです。
日本人が多く行くアメリカやヨーロッパでは初期治療に必要な医療技術、医療設備は十分に整っていますが言葉の問題や地域の医療情報が不確実なため適切な高度先進医療の恩恵を受けられない場合もあるそうです。
Dr. Passport という多言語症状翻訳アプリがあります。
13種の言語に対応し、母国語で入力すると一括翻訳し表示されるそうです。
個人の健康データ(身長・体重・血圧・持病・薬・アレルギーの有無等)を入れて翻訳して保存しておくのも良いかもしれませんね。
ドクターパスポートのアプリのダウンロードはこちらです。
https://dr-passport.com/
楽しく、安心して海外旅行を楽しむためにトラベルカルテの作成やその他ツールを活用してみてはいかがでしょうか?
ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。