ユニバーサルデザインについて⑦

ユニバーサルデザインホームドア

引き続き「ユニバーサルデザインの七原則」についてです。

様々な人に向けて利用しやすい製品や環境を発想するときに七つの視点から使いやすさを調節するためのものです。

今回は「失敗に対して寛容であること」を取り上げます。

ついうっかりして失敗したり、間違えてしまったりすることは人間だれでもあることです。

ユニバーサルデザインでは、同じまちがいを繰り返しやすい場合、人が問題なのではなく、道具や環境に問題があると考えます。

間違えても元に戻れるようにしたり、そもそも失敗が起きにくいように設計したりして、意図しない行動が危険や思わぬ結果につながらないように、道具や表示のデザインを改善していきます。

ポイント
危険や失敗を最小限にするための要素を整え、頻繁に使うものは取り掛かりやすくし、
危険なものは、なくしたり、隔離したり、覆うなどする。
二重扉になっている電車の駅のホームは、電車の到着までは扉が閉じていているのでホームに転落する危険性はなくなります。段差を少なくしたり乗り降りの際に隙間をなくすことも有効です。乗降口がノンステップになっているバスも出てきています。
ポイント
危険なときや失敗したときには警告を発する。
各操作段階で音や光など目立った表示・警告を出して「確認」「訂正」といった対処を促します。その対応が終了するまで先に進まずに
停止しているATMなどがあります。
ポイント
失敗することのないような特徴をもち、間違っても安全なように配慮する。
パソコンの「元に戻す」ボタンは、失敗しても原状に回復するための機能です。
ポイント
注意が必要な操作を意図せず、また無意識にしてしまうことのないように配慮する。
上下どちらに差し込んでも構わないキーなどです。車のキーやロッカーのキーにはそういうデザインのものが多いです。

利用者がどんな使い方をしても危険が起きないように設計することで、危険な事態にも気がつけ、 致命的な危険にならない配慮があると安心です。

ユニバーサルデザインICカード

ユニバーサルデザインについて⑧

2019.01.06



ABOUTこの記事をかいた人

ホームヘルパー1級の資格を持ち、2006年のたんとぽけっとの介護アドバイザーとして、豊富な在宅介護経験と介護職経験から高齢者と心を通わせるためのヒントを伝授。