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ユニバーサルデザインって?

第2回

第1回で、バリアフリーと
ユニバーサルデザインの
関係についてお伝えしました。

ユニバーサルデザイン(以下UD)を
考える上で、ポイントはいくつかありますが、
その一つに「比較」の考え方があります。

壁に取り付けられた室内照明のスイッチ。
家庭や職場などで一般的に使われています。
最近では、大きな押しボタンのスイッチが
登場してきました。

従来からある一般的なスイッチと、
押す部分が大きくなったスイッチでは、
押す部分が大きくなってい
るスイッチの方が
UDなスイッチといえます。

これまでのスイッチに対し、
押す部分が非常に大きくなっている
スイッチは、小さなスイッチでは操作が
難しかった人も、押して操作することが
できるようになります。

たとえば、
指先を動かすことが得意でない人も、
手全体で押すことができます。
また、両手に荷物を持ったときにも、
肩でスイッチを押すことが
できるようになります。

つまり、
従来からある一般的なスイッチよりも、
大きな押しボタンのスイッチのほうが、
よりたくさんの人が利用できるので、
UDといえます。

では、このような
「大きな押しボタンのスイッチ」は
完全なUDと呼べるのでしょうか。

スイッチに手の届かない人や、上半身を
全く動かすことができない人にとっては、
このスイッチでも使うことができません。

このように使えない人も必ず残ります。
でも操作の必要のない
「人感センサーのスイッチ」が
あれば、 その人たちも使えるようになり、
よりUDであるといえます。

その場合でも、寝たきりの人は使えません。
100%完全なユニバーサルデザイン
というものは存在しないのです。

以前、室内用照明器具は、
照明器具自体に設けられたスイッチを
操作するタイプが多くありました。

これだと照明器具に手が届かない人や、
指先の複雑な動作を行なうことが
できない人には、照明器具を点けたり
消したりすることができません。

このようなスイッチと比べれば、
最初にとりあげた一般的な壁に取り付けてある
スイッチのほうが、小柄な人でも子どもでも
操作できるので、 よりUDであると
いうことができます。

このように、「これが完璧なUDだ」
と呼べるようなものはなく、UDは、
あくまでも「比較」の考え方なのです。

現在一般的に普及している製品・サービスと
比較し、使える人・使いやすい人が
増えているかどうかで、
UDかどうかがきまります。



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