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認知症の方とのおはなし

認知症の方とのおはなし第4回

認知症の方とのいろいろな場面を通して、
対話形式ですすめていきます。

認知症の方を
黒字で、聞き手を赤字
表示しますので気持ちを込めて読んでみて下さい。

また、私だったらこんなふうに対応をするなと思われた方は
是非ご意見をお聞かせ下さい。



家は遠い?

ここはどこかな?

そろそろ暗くなるから帰らないとなー

あそこのおまわりさんに聞いてみよう

この紙のところに帰りたいんだが道を教えて下さい。

おじいさん、一人で来たの?

ここからだとバスに乗らないとすごく遠いよ。

バスはあそこに止まるから少し待ってると良いよ。
 

       

いやー、歩いて来たから歩いて帰る。

道を教えて下さい。
     
おじいさんいくつ?

とても歩ける距離じゃないから家の人に迎えに来てもらおう。

〔コメント〕
元気なおじいさんは10キロ以上ある道をただただ歩きました。

どこへ行きたかったのか分かりません。

「歩く事は健康に良い」が信念でした。

だからずーっと毎日歩いていました。

おじいさんが持っていたカードを見ておまわりさんが保護して、
家族に連絡してくれました。

朝から夜まで歩き回ったおじいさんはぐったりとして
脱水症状に近い状態でした。

それでも明日はきっと散歩に出かけます。
 
身元が分かるように氏名、連絡先を書いて、衣類の裏側(表につけると
剥がしてしまう)に縫い付けたり、カードをポケットに入れておいたり、
持ち歩く鞄に入れておきましょう。

外出を無理に止めると暴力につながる事もあります。

時間に余裕があったら少し一緒に歩いて気分転換して帰宅しましょう。



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第5回に続く