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おばあちゃんのつぶやき

おばあちゃんのつぶやき第6回

おばあさん(黒)お嫁さん(赤)の言葉のやり取り、おばあさんの心のうち(青)と色文字で分けて書いていきますので台詞のように声を出して読んでみてください。
時々私自身(紀)のコメント(緑)も入れていきたいと思います。

第5回はこちら

やっと駅に着いたよ。

この間は駅までこられなかったからね・・・
よかった。

えーと、切符はどこで買うのかしら・・・
機械ばかり並んでるよ。



ご親切にありがたいね・・・切符を買ってくれたよ。
あら!どうして中には入れないの?
切符は誰が見るのかしら? 都会は難しいね・・・


駅員さんのいるほうから入ろうかね。

田舎の駅は良いね・・・誰もが顔見知りで声をかけてくれる。
階段もないし、電車も混んでないし・・・

〔コメント〕
何も知らない親切な他人に助けられて田舎の駅へと向かっています。
息子家族に不満があったわけではないと思います。

唯、ここには自分の居場所が見つからない、楽しみが無い、
残してきた田舎の家、畑が気になり、友人が懐かしくて、
我慢できなくなっての行動と思います。

世話してくれたお嫁さんにはこれ以上迷惑をかけたくないという
気持ちもあります。

今、おばあさんの目はいきいきとし、心ははずんでいます。

息子家族は大騒ぎになっていると思います。
特にお嫁さんはどんな気持ちでしょう。
「家の中で一番住み心地の良い部屋にいて、食事も部屋まで運び、
掃除も洗濯もして、毎日何もしないでテレビを見ているのに、
これ以上何が不満なの」と夫に訴えています。

夫(息子)も母親のわがままと思っています。
そして「ボケたかな」と頭の中をちらっとよぎりました。


第7回に続く



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